先の記事で、油絵風の変換 “Kuwahara Filter”の Blenderコンポジットへの実装について書いた。このコンポジットでは、ぼかしの設定値により油絵の筆の幅に相当するものを調整できる。
筆の幅は適切な大きさにするとより油絵感が出る。ただこれには一つ問題がある。


筆幅に比例して、オブジェクトの境界にジャギーな線が現れる。フィルタに対してレンダリング画像のノーマルも連携させているので、その影響があると考えている。ノーマルを考慮しない他の変換フィルタだと、全体に一様にフィルタがかかりぼやけた印象になるので、どちらがよいか悩ましい。
コンポジットの中身であるノードの接続はすべて見ることができるが、残念ながら動作は理解できない。なにかアンチエイリアス的なフィルタがないか、あるいは画像をレタッチするか検討する。